災いクラスの俺様英雄の帰還第4話

第4話

タケルの悪口を言っていた男が、歩み寄る。男はデコピン一発で吹き飛ぶ。女の方は魔法で不意打ちをかけるが気づかれてしまい、同じくデコピン一発で吹き飛ばされる。男が首にかけていたネックレスが気になったタケルはそれを引きちぎる。

男が持っていたのは聖物で本来なら聖人だけが持つものだった。タケルが助けた2人が事情を話す。12人の聖人たちだけでは世界を守り切れないからそれぞれが聖団を作った。聖人から力を与えられて覚醒した者達を聖徒と呼び、力によって階級が分けられた。聖神の力は聖徒たちの進行が源だから、みんな人集めに躍起になっている。選ばれた聖徒に聖神から聖物が与えられたりもするようだ。

20年間でいろんなことが変わっていた。眷属神たちが先程のやり取りを見ていて、タケルに興味を持った。タケルに2人にとどめを刺すよう指示する。眷属神は聖神の影のような存在のため、彼らに歯向かうのは聖神に歯向かうようなものなのだ。タケルはそれを拒否し、強いオーラを放つ。眷属神たちは方々に散っていった。

双子座の生徒は政治家関係の2世～3世が集まったエリート集団。この国で一番勢力が大きい聖団だ。皆かなりの金持ち。それを確認したタケルは追いはぎをするのであった。