俺だけレベルアップな件第164話~第166話

水篠VS三君主編(後編)

第164話 第165話 第166話

第164話

システムが水篠の力の制約を解除した。それによって元帥級の影の兵士たちの力が元に戻る。
水篠の父親から凄まじいオーラが溢れ出す。極寒の君主は光の断片の力を持つ水篠の父親に守っている者が史上最悪の災いをもたらそうとしていることを伝えるが、反応はない。

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君主二人との戦闘が始まる。2人の猛攻を物ともせず、対等以上に渡り合う。戦いの途中ではあるが、牙の君主が異常なオーラを感知する。

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氷漬けにされている水篠から距離をとる牙の君主。そして、極寒の君主に俺は抜けると言う。秦の影の君主との戦いについては約束していない、健闘を祈ると引き留める声も聴かず、ゲートを開きその場を後にする。1人になったが極寒の君主は戦いを止めようとはしなかった。辺りを永久凍土に変えてしまうほどの巨大な氷の塊を放つ。

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次の瞬間、氷の塊はベルの一撃で粉々に粉砕される。水篠が氷を砕き、歩みを進める。元の世界に戻って来た。

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牙の君主がいないことに、自分の許可なく帰ったのかと極寒の君主に問う水篠であった。

第165話

極寒の君主は絶対的なオーラに歴然とした力の差を感じてしまう。水篠が探知系のスキルを発動する。それは、地球全体を覆うほどだった。牙の君主の居場所を探している一瞬のすきをつき攻撃を仕掛ける。

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しかし、全力の攻撃も水篠に簡単にあしらわれる。獣のところに行ってくるからそこで待ってろお前は最後だと言い、ゲートを開き牙の君主を追う。牙の君主は密林の中に逃げていた。影の君主が復活してしまったから、竜帝が来るまで身をひそめようとする。しかし、すでに水篠はすぐそばまで来ていた。

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すぐに力の差を感じる。本能が服従を強要する。その場にひれ伏し、自分を戦力に使ってほしいと懇願する。それを了承する水篠。牙の君主は竜帝復活までの時間稼ぎができたことに安堵した。水篠は言葉を続ける。その前に自分を貫いた傷5か所分を清算しようと言う。5回の攻撃に耐えたら許すと。それは死と同義語。牙の君主は自分の死期を悟り最後の攻撃を仕掛ける。
ベルは人間の手当、イグリットは極寒の君主と戦っている。水篠の魔力が尽きるまで再生する影の兵士に対して回復できない極寒の君主は劣勢に立たされている。そこへ水篠が戻ってくる。牙の君主の折れた犬歯2本を持って。たった数分で牙の君主を倒してきた。

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力の差を感じながら攻撃を仕掛ける極寒の君主。抵抗むなしく牙の君主同様やられてしまう。駆け付けてきたベルに自分を守ってくれた人がどこにいるかたずねるが、いつの間にかいなくなっていたようだ。落ちていた短剣を見つめる水篠。
路地裏で座り込む水篠の父親。人間の体では、神の力を受けきることができず、身体に亀裂が入っていく。そこへ水篠が現れる。なぜまた何も言わずにいなくなるのかと問う。

第166話

水篠の父親はゲートのボスを倒してから1時間以内にダンジョンから出れずに閉じ込められてしまった。途方に暮れていたところに支配者が現れ、横暴な君主たちと影の君主の降臨を止めるかわりに力と地球への帰還を提示される。

©俺だけレベルアップな件第166話

しかし、その使命を果たせないことに気づく。影の君主の力が水篠に宿っていたからだ。ただ見守ることしかできないでいる間に支配者の考えが変わっていく。今度は影の君主を守るよう命じられる。支配者たちの兵士より先に竜帝が復活してしまうため、止める術がそれしかなかったのだ。
影の君主がどちらの肩を持つかわからない状況ではあったが、水篠がほかの君主たちと戦っている姿を見たから、今回水篠を助けたようだ。親子として言葉を交わす2人。父親には時間が残されていなかった。亡骸は光のかけらとなり、消えていった。

©俺だけレベルアップな件第166話

何かを感じ取ったように水篠の母親が娘に頑なに断っていた引っ越しについてもうここから離れてもいい気がするから引っ越しをしようと話す。頬を一筋の涙がつたう。
君主に向けて宣戦布告をする水篠。
家に帰り家族と抱き合う水篠。
ハンター協会では犬飼が後藤の敵を取ってくれたことに涙を流し感謝する。
本当の災いはこの数日後にやってくる。劉やトーマスなど国家権力級を中心に多くのハンターが集う。もちろん水篠も。水篠の横には向坂がいる。出現していたゲートが開く。しかし中から出てきたのは影の兵士たちだった。

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